2015年御翼8月号その3

『「戦う自分」をつくる13の成功法則』  ジョン・C・マクスウェル

 

 米国で最も信頼されている「リーダーシップ論」の権威ジョン・マクスウェル牧師は、著書『13の成功戦略』の中で、まず「得意なことから始めよ」と書いている。真面目な日本人は、自分のダメなところを直してから前に進もうとしがちだが、この点については、意識的に変えたほうがいい。人間は得意なことや好きなことをやったほうが、何倍も、何十倍も力を発揮できる。そして不思議なことに、得意なことが伸びてくると、苦手なことがだんだん減っていく。(監訳者・渡邊美樹のことば)
「得意なことから始めなさい!」
1. 誰でも必ず「得意なこと」がある
 まず一つめは、「自分の得意なこと」を見つけ、その分野で努力すること。人間はみな平等だが、天性の才能は平等ではない。誰にでも人より秀でている分野が必ずある。その自分ならではの「強み」を、まず見つけること、そして最大限に活かすことだ。
2.「苦手なこと」を追いかけない
 私が力説したいのは、「不得意分野に無駄な時間を使わず、得意分野に時間をかける」という点だ(但し、能力の話に限る。態度や行動に問題がある場合は、逆に時間をかけるべきだ)。
3.「才能」を「結果」に結びつける正しい選択をする
三つめは、才能を正しく生かすための「選択」をすることだ。その選択とは、次に挙げる十三の成功戦略を自分のものにすることである。
 1「信念(信仰)」を持つ、2「情熱」を燃やす、3「主体性」を持つ、4「集中力」をつける、5「準備」して待つ、6「練習」を怠らない、7「忍耐力」をつける、8「勇気」を持って臨む、9「知的好奇心」を持ち続ける、10「品格」を磨く、11「責任感」を持つ、12「つき合う人」を厳選する、13「チームワークの力」を活かす
 いくら素晴らしい"ひらめき"を見せても、間違った選択をすれば「実績」には結びつかない。常にこの十三の成功戦略を選択していけば、あなたは必ず才能以上の力を発揮できる。
 
「情熱があれば、能力の限界をはるかに超えた業績を上げられる。情熱的な生き様は人々の記憶に残るだろう。能力を活性化するにも、偉業を達成するにも、情熱が原動力となるのだ」とマクスウェル牧師は書いている。

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